インド産RYO・カンボジアAG614を使用したカーサメモリアのお墓を建立。小松市下牧町墓地

石川県一円にてお墓のお仕事をさせていただいております、石のや石材の松上浩幸です。小松市下牧町墓地にて、インド産RYO・カンボジアAG614を使用したカーサメモリアのお墓を建立させていただきました!

 

小松市下牧町墓地 カンボジアAG614・インド産RYO

 

当社からすぐ近くにある下牧町墓地に墓地をお持ちの方がご来店くださいました。隣町にお住まいの方で展示場があることもご存じだったようで、直接お店までお越し下さいました。「ちょっと変わったデザインがいい」とおっしゃって、「どんなものがあるか見てみたい」と色々なお墓をご覧になり、気に入っていただけたお墓がありましたので図面を作成してご提案しました。

ご提案図

こちらがご提案した図面です。カーサメモリア 当社の展示場には、30基ほどのお墓が展示されています。その中には、デザイナー設計のデザイン墓石「カーサメモリア」も10基ほど展示しています。展示しているものに色合い等少し手を加えてご提案すると、「こっちの方がいいわ」ととても気に入っていただけて、すぐに工事をお任せいただけることになりました。

 

完成したお墓です。直線を多用した、モダンで特徴的なデザインのお墓です。「カーサメモリア」の【Koku-Arata コク・アラタ】というモデルをもとにしています。黒御影石と白御影石を組み合わせたコントラストも印象的です。

 

中央よりも少し左寄りの位置に本体となる黒御影石が配置されています。横書きで「南無阿弥陀仏」のお念仏を彫刻し、その下に家紋とご家名を入れました。文字のパターンもいくつか見ていただき、調整して決定しました。

 

右側の白御影石部分は法名碑になっています。ご法名と亡くなられた年月日、ご生前のお名前とご年齢が彫刻されています。

 

蝋燭線香立は丸みのあるデザインです。奥の三つが蝋燭立、手前が線香立です。小松市周辺では、蝋燭立を三つ、お線香立を二つ設置することが昔からの風習です。

 

花立です。線香立と同様に、底面は石が欠けにくいように5ミリほどの角に丸みを付けています。お掃除するときにぶつかって石が欠けてしまうことをできる限り防ぐためです。花立には水抜きも設けています。細かい点ですが、お墓がきれいで長持ちするよう配慮しています。

 

後ろから見たところです。こちらのお墓は、納骨室部分の土台の上に石碑部分を免震施工で接着しているだけではなく、中に18ミリの太めのステンレスの鉄筋を入れることで、地震の揺れにも十分耐えられる強度を持たせています。

 

法名碑の裏、この部分に建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しています。この位置に、控えめに彫刻することをご希望になりました。

今回は、デザインはご提案をそのまま気に入っていただいて、その後の文字彫刻のお打ち合わせはLINEで何度かやり取りをさせていただきました。時間を作って何度もご来店いただかなくても細かいお打ち合わせができて、画像のやり取りなども簡単で内容の確認も分かりやすいので、とても便利な時代になりました^^

 

また今回は、全面を石貼りで仕上げています。表面にバーナー仕上げですべり止めをして安全に配慮しました。表面をバーナーで炙ってザラザラした質感になるので、濡れても滑りにくくなります。すべり止め加工をした部分は磨き仕上げに比べると汚れが付きやすい傾向もありますが、安全性を重視しての仕上げとなりました。縁部分のみ磨き仕上げとしています。

完成したお墓をご覧になったお客様は、「いいがになった!」ととても喜んでくださっていました。このたびは当社にお墓の建立をご相談いただきまして、ありがとうございました。ご家族皆様で、末永くお参りいただければ幸いです。なにかございましたらまたいつでもご連絡ください。