カーサメモリアをアレンジしたカンボジア産AG614のお墓。お掃除しやすい洗い出し仕上げ、加賀市中央霊苑
石川県一円にてお墓のお仕事をさせていただいております、石のや石材の松上浩幸です。加賀市中央霊苑にて、カンボジア産AG614のカーサメモリアをアレンジしたお墓を建立させていただきました。
加賀市中央霊苑 カンボジア産AG614
展示場へお越し下さったお客様から、お墓の建立をご相談いただきました。特におっしゃってはいませんでしたが、ホームページ等で当社の展示場の様子をご覧になって、興味を持っていただけたようでした。ご予算を明確にお持ちでしたので、ご予算を考慮してご提案をさせていただきました。
お客様が興味を持ってくださったのが、デザイン墓石カーサメモリアの【Sou-ni ソウ・ニ】というモデルです。当社の展示場には、こちらをアレンジして墓誌が一体型になったものも展示しています。石の種類などはご予算やご希望で変更し、土間の仕上げも墓地の立地にあわせたものをご提案しました。
完成したお墓です。正面文字はお念仏をご希望で、ご家名を隣にレイアウトしました。今回はレイアウトはお任せいただきましたが、ご希望があれば伺って作成します。この墓石の場合は彫刻する場所が縦に長いので、基本的には縦書きでの彫刻がほとんどです。棹石の流れるような縦の曲線が印象的なデザインです。羽衣のような優美さをイメージしているのではないかと思っています。
棹石は上から見るとこのようになっています。中央にかけて少しふくらみがある、立体的なデザインになっています。
側面から台座の天面を見たところです。ここも立体感のある作りになっています。上台は水が溜まらないようにわずかに傾斜をつけています。
法名板が棹石の手前に配置されているのは、当社オリジナルの設計です。こちらのみ黒御影石を使用しました。黒御影石は細かい文字も鮮明に見えやすく、お墓全体のアクセントにもなっています。花立は、お花をイメージした人気のデザインです。
蝋燭立と線香立です。蝋燭立3つと線香立2つをこのように配置するのは、この地域では標準的な形です。台座は取り外してお掃除ができます。持ち上げやすいような形状で設計し、ぶつかっても欠けにくいように角は丸く仕上げています。また、定位置が分かりやすいよう台座の一部を加工して少し立ち上げています。
お墓の後ろは建立年月を彫刻しています。また、土間部分は砂利石の洗い出し仕上げです。お隣に木があるので、砂利敷ですと砂利の隙間に落ち葉が入り込んでお掃除が大変なので、こちらをご提案しました。砂利は大磯です。全面を石貼りにしてもお掃除しやすいですが、洗い出しの方が費用面を抑えることができます。
完成したばかりで洗い出し部分はまだ少し濡れていて色が濃く見えますが、乾くともう少し明るい色になります。洗い出しは専門業者等に依頼せず、当社で施工しています。白っぽくならず、落ち着いた味わい深い雰囲気になるように工夫して施工をしています。
お客様は、完成したお墓をご覧になって「思っていたより大きく立派ですね!」と、想像以上の仕上がりに喜んでくださいました。お掃除がしやすい洗い出し仕上げも気に入っていただけたようです。お参りされていて何かお困りのこと、ご不明なことなどございましたら、またいつでもご連絡くださいませ。このたびはお墓の建立を当社にご相談いただきまして、ありがとうございました。