小松市園町墓地にて、インド産アーバングレーとRYOを組み合わせたカーサメモリアのお墓を建立。古いお墓の建て替え
石川県一円にてお墓のお仕事をさせていただいております、石のや石材の代表取締役、松上 浩幸です。小松市の園町墓地にて、古いお墓を建て替えるにあたり、インド産アーバングレーとRYOを組み合わせたカーサメモリアのお墓を建立させていただきましたので、ご紹介いたします。
小松市園町墓地 建て替え・建立 インド産アーバングレー・RYO
小松市の園町に墓地をお持ちの方からお墓の建て替えをご相談いただきました。当社から車で10分程です。お仕事の関係でお世話になっている方のご実家様のお墓とのことで、展示場でお墓を見ながらお話をうかがうことになりました。
今回のお墓づくりを主に進められたのは、95才のお父様でした。もともと墓地には古いお墓が数基建てられていたのですが、洋型で「地震に強いお墓がいい」と建て替えることにされたそうです。
展示場で気に入っていただけたのが、こちらのデザイン墓石カーサメモリアのKoku-Arata(コク・アラタ)というモデルでした。直線がメインのとても現代的なデザインです。何よりも、「一番立派な墓にしてほしい!」とおっしゃっていて、「これでめんどねえか?(みっともなくないか?)」とどんな仕上がりになるのか不安なご様子でしたので、「まずはカラー図面を作るので、それをご希望にあわせて変更できますよ」とお話しすると、「今はそんなことができるんか~」と喜んでいただけました。実際に図面を作成してご提案すると、お父様にも息子様にもとても気に入っていただくことができたので、デザインはそのまま採用となりました。石は、「多少費用がかかっても良い石を使いたい」とご希望で、吸水率の低いインド産のアーバングレーとRYOをお選びになりました。
完成したお墓は、敷地の幅約4mに対して、お墓本体も幅2.7mと、とても立派な堂々とした佇まいです。左側の黒御影石RYOの部分にお念仏とご家名、右側のアーバングレーの部分は法名板になっています。
ご希望でお念仏を彫刻し、その下に家紋とご家名を彫りました。花立の間にあるのは線香蝋燭立です。
右側の法名部分です。今回ひとつのお墓にまとめられたので、以前建てられていたお墓に眠っていた方々のお名前をすべて彫刻しています。今後は、一番左側に現地で追加彫刻をしていきます。
側面から見るとこのようになっています。こちらのお墓は石の厚みが和型等に比べると薄いですが、どんな強い地震でも倒れないように、地震対策には万全を期しています。
※お墓の地震対策について、詳しくはこちらをご覧ください>>「お墓の地震対策」
こちらのお墓は、印の部分に手を入れて拝石を開けて納骨する形になっています。納骨室内にできる限り水が入らないように、アーバングレーの台座部分は勾配を付けています。納骨後はこの部分に目地コーキングをしてさらに水が入らないようにすることもできますし、お客様によっては時々開けて中を見たいのでそのままでいいという方もおられます。ご希望に応じてご対応しています。
線香・蝋燭立です。手前の二つが線香立で、奥の三つが蝋燭立です。こちらはカーサメモリアのデザインを採用しています。お念仏部分や拝石に使用したインド産のRYOは、真っ黒ではなくこのような模様のある黒御影石です。変色も少ないのでよくお選びいただきます。今回使用したアーバングレーと模様も近いので、組み合わせやすい2種類です。
花立もカーサメモリアのデザインを採用していますが、当社独自の部分として、上下の角は丸面取りをしています。より丸みが感じられて、お掃除のときにぶつかっても欠けにくくなります。
背面です。建立年月と、建立者であるお父様のお名前を彫刻しています。背面から見ても、すっきりとした現代的なデザインはひと際目を引きますね!
また、今回は入口に段差があるので石の階段石を設けて、お墓の囲い部分の段差もできる限り小さくなるように注意しました。間口に対していっぱいにお墓を建てることもできますが、そうするとすべて石貼りになり費用も大きくなり、バランスも悪くなってしまいます。そのため2.7mの幅に設定し、左右には濃い色合いの砂利を敷いて仕上げました。
完成したお墓をご覧になったお父様には、「おお~、いいがになった!!」と素敵な笑顔でおっしゃっていただけました! とてもご満足いただけたようで、「ここに入るのか~」とうれしそうにおっしゃっていました。まだまだお元気でこれからも末永くお参りいただきたいですが、そのようにおっしゃっていただけると嬉しいですね^^ これからご家族皆様でお参りをされて、ご自慢のお墓になれば嬉しい限りです。このたびは当社にお墓の建て替え・建立をご相談いただきまして、ありがとうございました。今後ともどうぞ末永くよろしくお願いいたします。